こんにちは!
今回は、C言語で使える「switch文」についてやさしく丁寧に解説していきます。
前回のif文・else if文に続き、「条件によって処理を分けたいとき」に使える便利な文法です!
🔸 switch文とは?
switch文は、変数の値に応じて分岐処理をする文法です。
if文でも同じことはできますが、複数の値を条件として処理を分けたいときに、switch文の方が見やすく、コードがスッキリ書けることがあります。

🔸 switch文の基本構文
以下がswitch文の基本構文です!
基本をしっかり抑えて使いこなそう!
switch (変数) {
case 値1:
// 値1のときの処理
break;
case 値2:
// 値2のときの処理
break;
default:
// どのcaseにも当てはまらないときの処理
break;
}
🔸 具体例:数字に応じて曜日を表示する
以下は具体的なプログラムです。
Visualstudioで実行してみよう!
#include
int main() {
int day = 3;
switch (day) {
case 1:
printf("月曜日\n");
break;
case 2:
printf("火曜日\n");
break;
case 3:
printf("水曜日\n");
break;
case 4:
printf("木曜日\n");
break;
case 5:
printf("金曜日\n");
break;
default:
printf("週末または不正な入力です\n");
break;
}
return 0;
}
この例では、変数 day に入っている数値に応じて、曜日を表示しています。
「3」が入っているので、「水曜日」と表示されます。
🔸 breakってなに?
break; は、switch文の中で必ずといっていいほど使われる命令で、「ここでswitch文を終わらせる」意味があります。
breakを書かないと、そのまま次のcaseの処理まで実行されてしまうので注意が必要です。
🔸 defaultはelseと似てる
default: は、if文でいうところの else にあたります。
どの case にも当てはまらないときの処理をここに書きます。
🔸 switch文を使うときの注意点
- switchで使えるのは整数(int, char)だけです。
- 条件が多くて、値ごとに処理が違うときに便利です。
- caseには「定数」しか使えません(変数は使えません)。
🔰 初心者のあなたへ
if文とswitch文はどちらも「条件分岐」に使えますが、使い分けが大切です。
「〇〇の値がいくつのとき〜」のように明確に分かれているときは、switch文がとても見やすくておすすめです!
🎓 まとめ
- switch文は複数の条件(値)に応じて処理を分ける
- caseごとに break を忘れずに
- default はどれにも当てはまらなかった場合の処理
- 数値で分岐したいときに便利!
次回予告:「繰り返し処理 for文 をやさしく解説!」
次回は、C言語のもう一つの基本「繰り返し処理(for文)」について解説していきます!
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